てっぺん畑の周りの山々にはイノシシをはじめ、サル、シカなどが生息している
はるか昔、私が子どもの頃には、どの畑も柵がなかった
その頃は、動物は山の中で生息し、畑に餌を求めて姿を現わすことも、ほぼなかった
その後、何時頃からか、どの畑もネットや金網、トタンで囲むようになった
動物対策だ!
食べ物を求めて畑に出没するようになり、人と動物の棲み分けが難しくなった現れだ
この頃から動物の「駆除」という言葉が使われるようになった
「駆除」とは「害を与えるものを追い払うこと」
主に害虫退治に使われてきた言葉だ
近年は動物にも「駆除」が使われている
その中でも「クマ」被害の増加に伴いクマの捕獲、クマの駆除がニュースとして大きく取り上げられている
先週、てっぺん畑に行く道でシカが罠にかかっていた
(さすがに罠にかかっているシカを画像や動画として撮ることはできなかった)
罠は足を狙うワイヤーで作った輪だ
片方の後ろ足が完全に輪の中に挟まっている
私が近づくと逃げようと暴れるため、ますます輪がシカの足に食い込んでいく
もう、シカの後ろ足は骨折しているのかも知れない
見ていられないので、罠を仕掛けたであろう猟師さんに連絡をし、足ばやに畑に行った
何分かして猟銃の音がした
シカの駆除だ
駆除されたシカは猟師さんにさばかれるのか、専門店に持っていくのかは分からなかったが「シカ肉」として売られるらしい
猟師さんから「今日は2頭を駆除した」と聞いた
2年前には、鉄でできた柵の中に入ったところを捕獲されたイノシシを見た
「駆除」ということばについては、
てっぺん畑で度々、サルをはじめ、シカやイノシシの被害を受けているので
「駆除していただいた」という思いもある
「いのちをいただく」ことの意味を改めて考えることができた一日となった!