空気ほぐした看板猫

猫好き必見!猫が登場する本紹介!

<2021年(令和3年)9月18日(土)、朝日新聞 27面13版から>

タイトルが「第16回囲碁名人戦第3局 井山名人1勝」、「囲碁界のツートップをしめる井山裕太名人と一力遼挑戦者。ともに読みに自信があるから、戦いを辞さない。一歩でも下がればつけ込まれるから、立ち止まっての切り合いになる。」から始まる名人戦の解説記事。

きっと、囲碁好きにはたまらない記事なのではと思います。

ただ、私はまったく囲碁が分からないのですが、その記事の中で紹介されていた猫の「みゅう」。

「みゅう」は、名人戦が行われた愛知県の老舗旅館「角上楼」の看板猫。

井山名人が、3年前に対局した時に見た「みゅう」が、再び対局2日目の夕方に現れ、井山名人も覚えていたそうです。

「みゅう」はしばらくその場にたたずみ、「大混戦の終盤を迎え、張り詰めていた空気をふっとほぐして去っていった。」と綴られていました。

名人戦という独特の雰囲気、テレビ中継を含めたたくさんのスタッフの中で顔を出した「みゅう」の度胸。

独立独歩の猫の特性がその場の空気を和ませたのでしょうね。

この記事を読んだとき、囲碁や将棋をしている傍で猫がたたずむ光景が目に浮かび、ほっこりした気持ちになりました。

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