亡くなった母が、随分前に植えた「ニンニク」。
植え付けてから10年ぐらい経っていると思うのですが、毎年、この時期(11月中旬頃)、ネギの苗のようになりながら翌年、小さいニンニクができていました。
当時、母が、「このニンニクは匂わないニンニク」と言っていたのを覚えていて、新たに同じ品種を植えたいなと思ったこともありましたが、今も何の品種か分かりません。
その後、新たに植え付けることもなく、自然に育ったものを収穫していました。
ニンニクの場所は畑の端の斜面にあります。長年、雨による土の流れや浸食も酷く、見ていて何か気の毒になりました。
思い切って新たな場所に植え替えました。
ただ、ニンニクの植え替え方がよく分かりません。
固まって植わっていたニンニクの苗と見ると、玉ねぎやネギの苗のように植えればいいのではと思いつき、試しに1本1本を短い間隔で植えたものと植え替える前の状態のままで植え替えてみました。
考えてみれば、「ニンニク」栽培という固定観念にこだわる必要はないのです。
「葉ニンニク」を想定すれば、栽培のイメージが浮かんできました。
冬を迎えるこの季節。
枯れてしまうのか、それとも根付くのかは・・・。
小さくてもニンニク、また、「葉ニンニク」として収穫できることを願うばかりです。