「龍神神社」から林道を上がっていくと通行止めの看板の上に、「熊出没注意」「出没情報あり」と貼り付けられていました。
そういえば、11月頃にも、畑仕事に帰った時、地区内の放送で、「熊の出没情報があったので気をつけてください」という注意喚起がありました。
「奈良県の熊(クマ)目撃・出没情報」を検索してみると、
2019年には、吉野郡野迫川村で、8月30日までに7,8頭の熊目撃!
2020年には、国道169号線を走行中、池原ダム付近の平成の森へ入る交差点で体調60㎝ほどの子熊発見!
2021年には、下北山村池原ダムから尾鷲方面に走っていたら道の端に熊一頭を発見!
と出ていました。
いずれの年も、川上村での発見は記録として出ていませんが、「出没情報あり」と貼ってあるので、川上村でも出没したと推測できます。
出没しているクマの種類は「ツキノワグマ」です。
日本に生息するクマは他に「ヒグマ」がいます。
ツキノワグマは本州に生息し、ヒグマは北海道で生息しています。
ヒグマは体がものすごく大きいことが特徴です。
ツキノワグマは出会い事故がほとんどですが、ヒグマは人を補足対象にしていると言われています。
「近畿地方環境事務所 大台ケ原地区におけるツキノワグマ出没情報」を検索すると、ツキノワグマに出会ってしまったときの注意点が載っていました。
<クマと出会ったときの注意点>
①遠くにクマがいることに気づいたとき
落ち着いてその場から離れる、大声を出したり、走って逃げたりすると、クマを驚かせるのでやめる。写真を撮るためのフラッシュもダメ。
②近くにクマがいりことに気づいたとき
落ち着いてゆっくりとその場から離れる。その際、クマに背を向けずにクマを見ながら落ち着いてゆっくり後退する。
③すぐ近くで出会ったとき
冷静に慌てず、クマが立ち去ってからその場を離れる。慌てて急な動作をとると、クマが驚き攻撃してくることがある。
突発的に襲われたら、両腕で顔や頭をガードして大けがを避ける。
と書かれていました。
実際に出会ったとしたら、慌ててしまったり、騒いだり、すぐに逃げたりしそうですが、やっぱり落ち着いて、ゆっくりと、静かに、が大事なんだと思いました。
ちなみに「ツキノワグマ」は環境省で、「絶滅のおそれのある地域個体群」と指定されていて、旧西吉野村、旧大塔村、天川村、野迫川村、十津川村、下北山村、上北山村、川上村、黒滝村、下市町、旧五條市の吉野川以南および吉野町の吉野川以南の地域は保護管理重点地域になっているそうです。